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物語づくり専用の新作カタルタを発売。

2017/06/07

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物語づくりに特化した新作『カタルタ#12 ストーリーテリング』を販売開始しました。
スタンダード版ロジカル版とグラフィックを統一した、物語創作のためのバージョンです。

今回は、カタルタにプリントする54ワードを選定するために、120冊の本をのべ1週間ほどかけて読みました。と言っても絵本の割り合いが多めなため、一日何時間かずつ集中するとわりに読めるものです。参考文献の選書のポイントですが、主に8〜10歳向けの絵本や昔話、児童文学をできるだけ古今東西が散るように選びました。100年以上前の著者のものや最近のもの、昔話、翻訳モノ、和モノ。テイストも様々で、教訓めいた話もあれば、そうでないものもあり、読み応えがあるボリュームのものもあれば、絵が多めのものもあります。たとえばセンダックは4冊、五味太郎は3冊。谷川俊太郎は12冊(翻訳含む)などなど。


せっかくなので語句を拾うためだけに読むのではなく、すべてストーリーを味わいながら読みました。連続して多数の作品を読んでいくと、人は工夫を凝らしてこんなにも何かを伝えようとしている!などと、妙に感慨深い気持ちになりもしました。ワード選定時の感度を高めるいい準備運動にもなりました。読みながら一定のルールに照らし、語り出しの語句を抜き出していきます。抜き出しながらカードとしてめくられる場面を想像し、笑い、戸惑い、ほくそ笑み、興味津々な視線を投げかけられる、といった脳内シミュレーションを極力人のいないところで繰り返します。シミュレーションがたいてい表情に漏れ出すからです。その後いったん冷静になり、これまでカタルタがめくられる現場で起きたことや、品詞のバランスを踏まえて調整し、対人テストに移行していきます。


そんな工程で、今回、見つけたジョーカーワードが「しーっ!」です。今回特にオススメのワードです。みんなでゴキゲンに話を作っている途中、とつぜん「しーっ!」と指に手を当て、何が起きているかを言葉にしなくてはならないわけですから無茶振りもいいところです。ですが、強いられるのはあくまで創作の流れを手放さない程度のほどよい唐突感であり、罰ゲーム的でありながら腕の見せ所でもあります。まさに本作ぴったりのジョーカーワードと言えるでしょう。まあ言葉一つに期待しすぎるのもなんですので、会話が弾むきっかけとして機能することを”密かに”期待していただけたら幸いです。

それでは、今日もグッド・コミュニケーションの先に、インスピレーションが待っていますように。

(福元和人)

カタルタ #12 ストーリーテリング 【新装版】 | カタルタ ストア