年明けに書いた「7日のリズム」の続きを書いていきます。
あの時は、構想と仕込みの段階だったので、詳細は見えていませんでした。
しかし、いざ考え始めると止まらなくなり、結果的に365日分のお題の一文をすべて書き切ることになりました。
前回の記事に、こう書きました。
発見を積み重ねていけば、いずれ「365日のリズム」をあなたと共有できるかもしれません。
人には、それぞれのリズムがあります。
「いずれ」と書いたのは、そう簡単じゃないだろうと思ったからです。
それでも、一歩目として実際につくってみたのは、線が一本通っていると、みんなでたどることができるからです。
カタルタを使う人たちの間に、ゆるいつながりが感じられ始める。そんな未来を想像しながら制作しました。
書き切った365日分のお題は、これからKATARUTA Onlineに実装する予定です。1日1つ、日替わりでお題が表示される仕様を想定しています。
日にちを待たずに一年全体を眺めたい方もいらっしゃるかと思いますので、1年分の使い方とお題を、年間パックとしてデジタル資料の形式でまとめてあります。
ご自身の実践を中長期で見渡して、一年をどう考えるかの「参照点」として使っていただけたらと思っています。
制作上の最初の発見は、12ヶ月それぞれにテーマを割り振って、体験の入り口をつくれそうだということでした。
それにより、テーマを通じて、使う人のリアリティーに根差した選択ができるようになるかもしれない、と考えました。
つまり、季節感が、業界や地域によってズレていたとしても、テーマで実効性を手繰れる。しっくりくる体験への入り口が2つある。そういう構造です。
テーマの設定は、「この時期にこういう反応が起きがちだな」という観察に基づいた仮説です。
お題も使い方も、実際には、使う人の状況によって最適な選択が変わります。
そのため、年間のお題は、唯一無二の開始点ではなく、一年をどう過ごすかを考えるための参照点として並べています。
見かけは、単に一文カレンダーに見えてしまうかもしれません。しかし365本の一文はいずれも、カタルタ体験に出だしのスムーズさと、語りの豊かさと、1年のリズムをもたらすものを目指して書いています。
ですから例えば、ある月のある日に、指針めいた一文が置いてあったとしても、それは従うべきものとして指針を提示しているわけではありません。
あくまでカタルタのお題ですから、カードをめくれば、次の瞬間には「でも」とひっくり返したり、「具体的には」と掘り下げたりすることになります。
その一文は、使うもの、遊ぶものとして置いてあるのです。
さて、お題の方から書いてしまいましたが、年間パック思考の参照点2026本編にも触れておきます。こちらでは、使い方を月毎に4つずつ選び、流れを設定してあります。各月の最初のスライドには、その時期をどう見ていて、体験と生活をつなぐ思考の参照点をどう設定しているのかが書いてあります。
その作業の支えとしては、いくつかの思考モデルを行き来しながら考えました。カタルタ体験を捉える地図上で、どこに移動するのか、そこに留まるのか、去るべき合図はなんなのか、といった視点に照らしながら、使い方とお題を構成しました。
体系的に取り組んだことで得られたものの一つが、バランスです。これにより、各月の使い方とお題の掛け合わせで、別の使い方が立ち上がる、ということも起きてくるはずです。
生活でも仕事でも、さまざまな状況と目的があるでしょうから、それに対処するなかで、テーマとのズレが生じることと思います。
しかし、そのズレたところに、その場・その人なりの発見が生まれることを願っています。
