カタルタ3種セットCを考える

カタルタ3種セットCを考える

スタンダード版を購入された方の中には、別のバージョンに興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。そんな方へご用意したのが、3種セットCです。スタンダード版を含まない、お得なセットとなっています。一言で言えば、プロセスを楽しみたい方におすすめです。

3種の内容は、ストーリーテリング版ライフ版エモーション版の組み合わせ。ロジカル版が選外なのは、みんながみんなハードさを好むわけではないからです。

各バージョンの違いは、カタルタでババ抜きをする場面で想像するとわかりやすいかもしれません。プレイヤーが2枚ずつ手札を捨てるとき、どちらか1枚のカードの言葉を使って語るとしましょう。並べて持った言葉は、ストーリーテリング版なら例えば「100ねんたって」「どうやら」の2択。ライフ版なら「10年前」「20年後」の2択。エモーション版なら「うれしいことに」「悲しいことに」の2択。

こうして比べてみると、話の筋道がかなり変わってくるのがわかります。特徴を持って提示される2択の状況で、プレイヤーはどちらかを選んで話を継ぎ足していくことになります。選んだり選んでもらったりしながら話のリレーは続き、最後に残るジョーカーには、そのバージョンを代表するような言葉が書かれています。それに答えて話を締めくくるのが、負けた人の最後の仕事というわけです。

でもこれ、腕に覚えのある人にとっては、大手柄のチャンスになるかもしれませんね。少なくとも、勝ち負けとは関係のない別軸が生まれているはずです。

そんなわけでこの3種セットCは、勝ち負けだけではなく、プロセスを楽しみたい方におすすめします。